ICTによる学力向上

 一人一台環境を生かした,徹底した個別学習の推進

 本校では,東北大学大学院 教授 堀田龍也先生のご支援によりiPadをお借りし,一人一台環境を実現することができました。また,フューチャー・インスティテュートの佐藤靖泰氏にご指導いただきながら,この環境を生かした様々な学習を展開しています。ここでは,本校のタブレットを活用した学力向上策を説明します。 IMG_5336.JPEG

(1)『自ら学習する力」(自学・自習する力)の育成

 本校では,東京書籍「デジタルドリル」を導入し,個別の学習を行っています。

 日頃,私は「何が(どこが)分からないかは,自分が一番知っているはずです。その分からないところを分かるようになる努力をすることが大切です。」と話しています。朝,休み時間,放課後,家庭等々,空いた時間を使ってドリルに取り組むことで,『自ら学習する力』(自学自習する力)をつけたいと考え,実践しています。また,小学校は,凸版印刷さんのご支援により,「やるKey」をトライアルで活用させていただき,算数の問題に挑戦しています。解けば解くほど深化していくキャラクターに導かれて,日々楽しく学習しています。

(2)プログラミング教育の推進

 本校では,一人一台環境を生かして,小学校の子供たちへのプログラミング教育を少しずつですが,行ってきています。さすがネイティブな子供たちです。タブレットを感覚的に操作し,あっという間に上達していきます。失敗を恐れず,次々と試行錯誤することこそ,プログラミング的思考を向上させることにつながっていると考えます。

 令和2年度からは,フューチャー・インスティテュートの佐藤靖泰氏に指導をいただきながら,プログラミング教育の年間計画を作り,本格的に進めていきたいと考えています。

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(3)『発信する力と考える力』の育成・・・日常の取り組み

 本校の中学生は,株式会社コードタクトさんのご支援により「school Takt」をトライアルで活用させていただき,考える力を育んでいます。朝,登校すると生徒たちはschool Taktを開きます。担当の先生からの「昨日の夕ご飯は?」「今日の気分は?」「昨日一番楽しかったことは?」といった,何気ない日常の「問い」に答えるとともに,今朝の気持ちを入力します。それぞれの書き込みは,全員で共有することができ,気に入った書き込みには「いいね」を投票できます。本校の児童生徒は長い間同じメンバーと過ごしています。「気心が知れている」面もありますが,一方で「詳しく話さなくても(表現しなくても)分かってしまう」面や,「人間関係が固まってしまっているので本音を言えない」面があります。このような活動を通して,日頃流されている日常の何気ない行動に目を向け,それについて自分の気持ちを表現する力を育てたいと考えています。また,互いの書き込みに「いいね」をすることで,子供たちは自己存在感を感じ,学校に居場所を見出すことができるとともに,友達の意外な一面に気づき,より多面的に人を見る力がつくと考えています。地道につなげていきたい活動です。

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(4)『発信する力と考える力』の育成・・・全校p4cの取り組み

 本校では,小学生,中学生共に全校p4c(子供の哲学)を取り入れています。中学校の実践では,上記の「school Takt」を活用し,テーマについての考えの可視化を図っています。

 ①教師から事前に「テーマ」を提示します。生徒はそのテーマについての「問い」を朝の活動等にたて入力します。授業当日までに生徒は友達のたてた「問い」を確認します。

 ②授業ではまず気に入った「問い」に「いいね」をして投票します。その中から一番多い「問い」について,1時間p4cを行います。「問い」を可視化し全員で確認することで,話し合いの流れの中で,他の「問い」につながるというメリットがあります。

 ③授業後半に本時に考えたことや自分の見解等を書き込みます。この書き込みはいつでも誰でも見ることができますので,思考の広がりにつながります。また,授業後もいつでも振り返り,書き込みをすることができますので,思考の深化にもつながります。

 まだ,始まったばかりの実践ですが,継続的に行っていきたいと考えています。

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作成日
2020/05/25 15:27
最終更新日
2020/05/25 15:27